犬用のおもちゃに「ふしぎボール(サッカー)」という製品があります。
単三電池を入れると勝手気ままに動き出すボールでして、小型犬がこのボールで遊べるようです。
↑動きは上記動画の感じ。スイッチを入れるとこんな感じにランダムに転がります。
だいたい予想はつくものの、どういう仕組みでランダムに転がるのか等、中の構造が気になったので、実際に購入して分解調査してみました。
ふしぎボール(犬用・サッカー)を分解し、中の仕組みと構造を調査した動画
↑実際に分解してみた動画を、自分のYouTubeチャンネルに投稿してみました。
全貌が良く分かるかと思います。
今後、いろんな製品を勉強の為に分解していこうかなと思ったりもしているので、面白そうだと思ったらぜひチャンネル登録もお願いします。
ふしぎボール(犬用・サッカー)を分解し、中の仕組みと構造を調査【写真で確認】
動画を見る時間がない人のために、画像でも分解の流れを解説しておこうと思います。
ふしぎボールのパッケージの構造
まずはパッケージの構造から見ていきましょう。
上記画像の通り、透明ブリスター+紙でできたパッケージで、中央部にボールがおさまっています。
裏面はこんな感じです。
側面部がテープで止まっているのでそれを外してから、上記画像のようにパカっと開きます。
ボール本体が出てきました。
説明用の厚紙は透明ブリスターにうまいことはめているだけです。
ふしぎボール本体を分解。中の構造を確認する
つづいて、ふしぎボール本体を分解していきます。
本体にネジ部が成形されているので、捻るよう回す事で上下に分かれます。
開きました。
ネジ部が成形されていることがわかります。
黒い樹脂部品が見えます。どうも、分解するとモーターが出てきそうな気配があります。こちらの分解を進めていきます。
まず、単三電池を外します。
このスイッチ部のネジを外してみました。
青色のスイッチ部品がでてきました。こちらが、電源ボタンになっているようです。
スイッチを覆っているのは「長いピンの部品+カバー部品」という構成でした。
さらに分解を進めていくと、三日月形状の金属部品がでてきました。
こちらは偏心用のウエイトとして機能しているようです。
ランダムにコロコロ転がるために重要な部品っぽいですね。
厚さは3mmくらいありそうな感じでした。
さらに分解を進めると、DCモーターがでてきました。
DCモーターの出力軸にはウォームギアがついています。
ウォームギア→中間シャフト→平歯車と力を伝達しているようです。
平歯車がついている軸は白筐体に打ち込まれており、回転することができないようになっていました。
その一方で、黒樹脂部品の塊は回転方向にはフリーな状態になっていました。
つまり、モーターが回ることにより、黒樹脂部品の塊自体が白ボールの中で回転し、勝手にコロコロと転がるという仕組みのようです。
全部品を並べると上記のような感じです。
ふしぎボール(犬用・サッカー)を分解。仕組み・構造を調査した【まとめ】
- DCモーターが入っていた
- DCモーターが回ることで、白筐体(ボール)の中に入っている黒樹脂ユニットが回転することにより、コロコロと転がる仕組み
- 黒樹脂ユニットに入っていた偏心用の金属ウエイトも、ボールが回転するのに役立っていそう
シンプルながら、よくできた製品だなと思いました。
自分が買った時の値段は、1,296円(税込)でした。
今後もまた面白そうな製品があれば積極的にバラしてみたいなと思います。
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