フロート板ガラスの作り方【動画や参考サイトまとめ】

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ガラスについて調べる機会がありました。

ガラスの原料、作り方、厚み、特徴、後加工性などについて、まとめておきます。

動画や関連資料も用意して、分かりやすくしてみました。

目次

ガラスとは

珪砂(ケイシャ)、ソーダ灰、石灰などを原料とし、高温で溶かして混ぜ合わせ、冷却して作った物質の事です。

いわゆる身近にある「砂」や「石」を高温でドロドロに溶かして冷やすとガラスになるイメージですね。

窓ガラスなど、ガラスは普段生活している中で目にすることも多いですね。

参考ガラスの豆知識 (ガラスの組成)|AGCのGlass Plaza-PRO

普通のガラスとは

まず初めに「普通のガラス(一般的なガラス)」といえばどんなものを言うのかをおさえておきます。

一般的に、普通のガラスは板状のガラス(板ガラス)の中のフロートガラスのことをさします。

重ねると、やや緑色に見えます(重ねても緑色に見えず、透明なものは高透過ガラスといいます)。

フロートガラスの作り方

フロート方式と呼ばれる方法で製造されます。

溶かしたガラスを錫(すず)の上に浮かべて板状にします。

全体的なガラス製造プロセスがよくわかる動画です。

材料を溶かすところ(58秒あたりから説明)や、スズ(tin)の上に浮かべてるところ(3分8秒あたりから説明)もあります。

参考資料板ガラスの製造法

一般的な厚み

JIS R 3202に規定されています。2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、8mm、10mm、12mm、15mm、19mmです。

普通のガラスの後加工について

ルーター&ビット、ガラスカッター、ガラスドリル、ダイヤモンドコアドリルなどで開けられます。

熱強化ガラスとは

強化ガラス(熱強化ガラス)は、フロートガラスに熱処理をし、急激に風で冷却して強化したガラスのことをいいます。

表面に圧縮応力、内部に引張応力が発生し、強度が増します。

熱強化ガラスの割れ方

割れる際は、粉々になります。

普通のガラスより安全性が高いので安全ガラスと呼ばれることもあります。

強化ガラスの後加工について

粉々になるので難しいようです。

参考強化ガラスに自分で穴開けは出来ますか? – ガラスの種類辞典?

化学強化ガラスとは

化学的に強化したガラス。

表面層だけが強化されるので、後加工での穴開けも一応できます。

薄板にすることが可能で、タブレットやスマートフォン、ノートPC等に使用されています。

米国コーニング社の「ゴリラガラス(Gorilla Glass)」や旭硝子の「ドラゴントレイル(Dragontrail)」なんかが有名ですね。

DOLとは

DOLとは。Depth of layerの略。化学強化層の厚みの事を指します。

単位はμm(ミクロン)になります。

参考化学強化ガラスのDOL、CSとは何ですか?

その他ガラス関連参考資料

参考ガラスのきずガイド

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