経済のグローバル化、および日本人口の現象により、今後ビジネスマンに英語力が必要だという話はよく聞きますよね?
では、機械設計エンジニアの場合はどうでしょうか?
結論から言うと「英語力は必須では無い。しかし、業務で使うことは多いし、あった方が良い」です。
現役機械設計エンジニアである私が、詳しく説明してみようかなと思います。
機械設計の業務で英語を使う場面
まとめてみると、自分の場合下記の場面で英語を使っています。
- 海外工場とのやり取り
- 部品サプライヤーとのやり取り
- 海外工場用の図面(2次元)
- 調べ物(Google検索)
- 海外展示会参加
海外工場とのやり取りで英語を使用
海外工場とは、基本現地語ではなく英語でやり取りします。
電話はあまり使わず、チャットやメールのようなテキストベースのやり取りが中心ですね。
工場は中国、フィリピン、ベトナム、タイのようなアジアが多く、お互い英語ネイティブでは無いので、テキストベースの方が意思の疎通もしやすいですし、証拠も残るというのも関係しているかなと思います。
部品サプライヤーとのやり取りで英語を仕様
買ってきた部品をそのまま使うこともありますが、海外サプライヤーから部品を調達する場合は、このやり取りを英語で行う必要があります。
購買部門がやる会社もあるとは思いますが、仕様の問い合わせなど部品として使えるかどうかはエンジニアがやったりもします。
海外工場用の図面(2次元)で英語を仕様
海外工場で部品を量産する場合、図面を英語で書きます。
慣れれば決まった言い回ししか使わないので、そこまで難易度は高くないかなとは思います。
調べ物(Google検索)で英語を仕様
何かと技術情報をGoogleで検索することも多いですが、日本語だと情報が少ないこともあります。
その際、英語で検索すると必要な情報がすぐ見つかったりします。
日本語と英語では、情報量が桁違いですからね。
エンジニアリングのような物理科学は、どの国でも基本同じですから、英語で検索しても何も問題はありませんし。
めぼしい情報が出てこなければ、私はすぐ英語での検索に切り替えています。
結論:機械設計エンジニアも、英語力はあった方がよい
ということで、使う場面は結構あるので、英語力はあった方が良いです。
もちろん「工場もサプライヤも全部日本で完結している」という会社であれば、日本語しか使わないかもしれません。
でも、それで大丈夫ですかね?
本当に、将来ずっと日本だけでやっていけるんですかね?
日本の人口が減少するという未来は確定しているので、遅かれ早かれ、グローバル化の波に巻き込まれるんじゃ無いですかね?
もし会社が潰れて転職する際、転職先は海外工場とのやり取りばかりだったらどうしますか?
転職市場での評価を考えても、英語力はあった方が良いのではないかというのが、私の結論です。
TOEICレベルで言うと何点くらいあると良いか?
実務的に言うと、最低TOEIC600点くらいはあると良いかなと思います。
このレベルがあれば、調べながら読み書きして仕事を進めていけるかなと思います。
TOEIC730点あると、よりスムーズに進められるかなと思います。
それ以上は、自分をどういう人材として売り込んでいきたいかによるかなと思います。
海外展示会で説明員もできるレベルということであれば、エンジニアといえども860以上、900とか狙いたいですね。
海外駐在を見越しているということであれば、社内のライバルに負けないレベルを保有している方が良さそうです。
この辺は、柔軟に考えれば良いでしょう。
なお、私はTOEIC800以上を保有しています。
機械設計エンジニアにおすすめの英語勉強法と教材は?
就職・転職時にTOEICスコアはあった方が良いですし、TOEICは英語の基礎力をつけるには良いです。
ですので、まずは一旦TOEIC対策をするのが良いかと思います。
教材は、リクルートが出しているスタディサプリENGLISHの「TOEIC対策ベーシックコース」というアプリでやるのが、今だと一番良いかなと思います。
1日3分から勉強できるので、細切れ時間を積み上げることができます。
問題演習も豊富に入っていますし、TOEIC満点講師による講義動画も非常にわかりやすいです。
アプリの詳細は、下記のブログ記事がわかりやすいです。
1週間無料体験もあるので、興味がある方は下記のリンクからサクッと体験してみるのも良いと思います。
ぜひやってみてください。
無料体験スタディサプリENGLISH TOEIC対策ベーシックコース
機械設計エンジニアに英語力やTOEICスコアは必要か?【まとめ】
結論としては、「英語力は必須では無い。しかし、業務で使うことは多いし、あった方が良い」です。
- 海外工場とのやり取り
- 部品サプライヤーとのやり取り
- 海外工場用の図面(2次元)
- 調べ物(Google検索)
- 海外展示会参加
具体的に言うと、現役機械設計エンジニアの私は、上記のような場面で英語を使っています。
将来の転職や、人材として価値を考えても、英語力はあるに越したことはないと思います。
もちろん、すごく特殊な設計をしていたり、英語力を差し引いても評価される設計能力があれば別ですが、凡人の場合は英語力を高める方が人材価値を高める方法としては手っ取り早いんじゃないかなとも思います。
将来はエンジニアからマネジメント側にいきたいと考えている場合も、あった方が良いでしょうね。
国内しか見ていなかった会社も、将来的には海外を視野に入れないと行けないパターンは多いでしょうからね。
英語力、あった方が良いなと思ったならば、早速勉強を始めると良いと思います。
気づいた今が、一番若いですからね。
コメント