ポンチ絵の書き方を学びたい設計者におすすめな本「プロダクトデザインのためのスケッチワーク」

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機械設計者が構想設計をする時、ポンチ絵と呼ばれるラフな構想スケッチ図を書く事がよくあります。

しかし、このポンチ絵ですが、うまく書くのって結構難しくないでしょうか。

「絵心が無くても伝われば良い図でいいから簡単じゃん」という人もいますが、そもそも下手くそな人ってバランスめちゃくちゃな絵になるんで、伝える絵を書くだけでも大変なんですよね。

大学時代に製図の授業でポンチ絵を勉強したという人もいるようですが、私の場合は製図の授業はあったもののポンチ絵の書き方をちゃんと教わった記憶はありません。

伝わる程度の絵は書けるようになりたいなと思い、色々勉強できそうな本を探したところ、1つ良い本を見つけました。

プロダクトデザインのためのスケッチワーク」という本です。

早速紹介したいと思います。

目次

プロダクトデザインのためのスケッチワークとは?


プロダクトデザインのためのスケッチワークは、プロダクトデザイナーを志す工業系の学生のスケッチ習得の為に作れらた本です。

デッサン教育を受けていない人でもしっかりと1から学べるようになっています。

工業系の学生向けに書かれているので、機械設計者にとっても分かりやすいです。

著者の方も、芝浦工業大学デザイン工学部教授で元松下電器(現パナソニック)の方です。

透視図法が学べる

同じ大きさの物でも近くにあるものは大きく、遠くにあるものは小さく見えます。

絵を書くときは頭で認識している主観で書かず、目に見えている状態で書く必要があるのですが、これがなかなか難しいです。

教育を受けておらず、書き方の原理を知らないと、どうしてもえいやとなんとなくで書いてしまいます。

しかし、透視図法を学ぶと、どのようにかけば目で見た通り書けるのかを論理的に理解することができます。

私の中で、これは非常に学びがありました。


透視図法を学ぶことで、パースをつけた絵の書き方が分かります。


どんな形状も、立方体を基礎としています。

まずは、立方体をうまく書けるように練習します。


円も上から見たり下から見たりすると見え方が変わりますよね。

円柱を書く時などは、常に意識しなければならないポイントです。


ドライヤーのスケッチです。

あくまで基本は立方体で、立方体をベースに ドライヤーを描きます。


スケッチ完成です。


うまくなると上記のようなスケッチも書けるようになるようです。

しかし、これはプロダクトデザインをやるレベルの人ですね。

機械設計者がポンチ絵を書く程度であれば、ここまで書けるようになる必要はないでしょう。

ポンチ絵の書き方を学びたい設計者におすすめな本「プロダクトデザインのためのスケッチワーク」まとめ

  • 工業系の人が論理的にスケッチを学ぶための本
  • ポンチ絵が苦手な機械設計者にも分かりやすい

元々はプロダクトデザイナーを目指す工業系の学生の為の本ですが、ポンチ絵をうまく書けるようになりたい設計者にも非常に役立ちます。

興味のある方はぜひ試してみてください。

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