仕組み・構造

ブラインドの構造・仕組み・原理がわかる資料まとめ【動画あり】


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窓の内側につけて、日光が室内に入る量を調整するブラインド。

会社のオフィスをはじめ、いろんな所で利用されていますよね。

特に海外の人は個人宅で利用する場合も多いです。

自分も持っているのですが、少し調子が悪く、分解して直してみる機会がありました。

分解前に色々と構造や仕組みがわかる資料を集めて勉強しました。

私と同様、ブラインドの構造・仕組み・原理が気になる人もいると思うので、分かりやすかった動画や資料をまとめておきます。

ブラインドの構造と仕組みと原理がよくわかる動画

上記のアニメーション動画は、ブラインド構造と仕組みがとてもわかりやすく説明されています。

まずはこの動画を見るのが良いでしょう。

英語ですので、ポイントをかいつまんで説明しておきます。

  • (1:18~1:45) 紐(lift string)は、ヘッドレールを経由してスラット(羽)の中央の穴を通り、ブラインド最下部の部品に結ばれている。よって、この紐を引っぱる事でブラインドが上下動する(巻き上げられる)。
  • (1:45~2:42) コードロック(cord lock)という部品があることで、ブラインドを任意の高さで固定する事ができる。コードロック内の大きなローラーは固定、小さなローラーは溝に沿って稼働できるようになっている。紐を左にずらすと、小さなローラーは溝に沿って上がり、紐を挟むことになり、ブラインドが固定される。紐を右にずらすと、小さなローラーは溝に沿って降りていく為、紐がフリーになり、ブラインドが降りていく。
  • (2:53~3:30) 「操作棒(wand)を手で回転 → ウォームギアが回転 → 噛み合っているセンターギアが回転 → センターギアのついているシャフトが回転 → ドラムが回転 → 2本の紐が上下動 → スラット(羽)が回転」という流れになる。これにより、指で操作棒を回すとスラットが回転し、入光量を調整できる
  • (3:31~) 操作棒でなくローラーと紐になっているブラインドもある。しかし、操作棒が紐とローラーに変更になっただけで、ウォームギアを回すことには変わりなく、構造として大きな違いはない。

ポイント

操作棒によるスラットの回転と、紐によるブラインドの上下動(ブラインドの巻き上げ)は、関連しておらず別々の仕組みで動いています。

この動画を見ることで、ブラインドの基本的な構造と仕組みは理解はできると思いますが、もしわからなかったり該当箇所以外の英語訳を知りたい場合は、コメント欄から質問いただければ回答できます。

ブラインド実物で構造、仕組み、原理を理解する

↑実際にブラインドを分解している人の動画です。

メインは1:10あたりからで、ここからヘッドレールの中の部品を分解していきます。

先ほど紹介したアニメーション動画と同じような構造になっている事がわかります。

ブラインド故障修理動画から構造、仕組み、原理を理解する

ここまでの動画で基本的な構造と仕組みは理解できると思います。

ここからは、さらに深く理解したい人の為に、ブラインド修理のため部品を交換している動画を紹介します。

スラット(羽)を交換している動画です。

スラットを回転させる「ウォームギア + センターギア」の部分の事は、英語では「tilter」や「tilt mechanism」というようです。

この「tilter」部分だけ交換する事は可能なようで、上記動画ではその交換方法が紹介されています。

Tilt:傾く
mechanism:メカニズム

参考Venetian Blind Tilt Mechanisms

上記サイトで「tilter(tilt mechanism)」の部品が売ってますね。

参考Alibaba

Alibabaで「venetian blind tilt mechanism」と検索しても見つかりますね。

ブラインドの種類


いわゆる上記のようなブラインドの事をベネシャンブラインド(Venetian blind)と言います。

ローラースクリーンブラインドなどと区別する為、AlibabaやAliexpressで検索するときは「Venetian blind」と検索した方が良いでしょう。

また、操作方法の違いで、さらに3種類に分類できます。

ポール式(コード&ロッド式)

ポール式」はスラット(羽)を回転させるポール(操作棒)と、ブラインド昇降の紐が別になっているタイプです。

今回、アニメーション動画で紹介しているタイプですね。

大手ブラインドメーカーによっても呼び名が違うようで、タチカワブライドやニチベイは「ポール式」、トーソーは「コード&ロッド式」と呼んでいます。

ワンポール式(マルチポール式)

ワンポール式」は、操作棒の筒の中に昇降の紐が通っており、見た目がスッキリと一本の棒に見えるタイプです。

これもまた大手メーカーでも呼び名が異なり、タチカワブライドやニチベイは「ワンポール式」、トーソーは「マルチポール式」と呼んでいます。

チェーン式(ワンコントロール式、ループコード式)

チェーン式」は、ブラインドの昇降もスラットの回転もループ状になった1本のチェーンで行うタイプです。

タチカワブライドは「チェーン式」、ニチベイは「ループコード式」、トーソーは「ワンコントロール式」と呼んでいます。

参考ポール式?チェーン式?ブラインド操作方法の選び方

種類について、詳しくは上記記事も参考になりますので合わせてご覧ください。

ブラインドの構成と各部品の名称(JIS)


メーカーにより呼び方が異なったりしますが、「JIS A4801 鋼製及びアルミニウム合金製ベネシャンブラインド」というJIS規格があるので、今回はこちらから引用します。

重要そうな部品を簡単に説明します。

  • スラット:回転して入光量を調整する薄い板状の部品。
  • ラダーテープ:昇降コードを隠す為の部品。コードを通す穴からの光漏れを防ぐことができる。
  • ボトムレール:ブラインドの最下部の部品。
  • ヘッドボックス:ブラインド最上部のシャフトやドラムが収納されている部分。ヘッドレールと呼ばれることもある。
  • チルター:英語ではtilter。tilt mechanismと呼ぶことも。操作棒の回転をシャフトに伝える。
  • ボックスキャップ:ヘッドボックスの左右に付いている部品。中身が見えるのを防ぐ蓋。エンドキャップと呼ぶことも。
  • ストッパー:ブラインドをあげた位置で固定するための部品。Cord lockのこと。

JIS規格「JIS A4801 鋼製及びアルミニウム合金製ベネシャンブラインド」そのものを見たい方は、下記リンクからご確認ください。

調べたい方は「A4801」で検索
日本産業標準調査会:データベース検索-JIS検索

日本の主要ブラインドメーカー

意外とニッチな産業なようです。

日本ブラインド工業会の会員一覧をみても下記の4社しかありません。

  • 立川ブラインド工業株式会社
  • 東京ブラインド工業株式会社
  • トーソー株式会社
  • 株式会社ニチベイ

参考日本ブラインド工業会

日本のブラインドは、これらの会社が多くのシェアを握っていると思われます。

簡素な個人向けのノンブランドのブラインドだと、ニトリのような大手家具メーカーも強そうな感じはしますね。

自分も安いブラインドをニトリで買いました。

主要ブラインドメーカーの修理マニュアルや説明書から構造・仕組みを学ぶ

主要なブラインドメーカーは、オンラインで各社製品の修理マニュアルや説明書を公開しています。

こちらを読み込むのも原理や仕組みを知るのに役立ちます。

参考タチカワブラインド説明書ダウンロード

参考タチカワブラインド メンテナンスマニュアル

参考ニチベイ 取り扱い説明書

参考ニチベイ修理マニュアル

ブラインドの構造・仕組み・原理がわかる資料まとめ【動画あり】【まとめ】

  • ヘッドボックス内のチルター(tilt mechanism)、Cord lock、シャフトやドラムにより、紐や操作棒の動作をブラインドやスラット(羽)に伝えている。
  • ポール式、ワンポール式、チェーン式の3タイプがある。

今回は、ブラインドの構造や原理がわかる資料をまとめました。

一番最初の動画を見れば、基本的な構造は理解できたかなと思います。

参考になれば幸いです。

不明点や英語のここを訳してほしい等あれば、コメントからよろしくお願い致します。

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