オリオン(ORION)製のテレビのリモコン(型番:LC-007)の調子が悪く、ボタンが効かなくなりました。
故障といっても、ボタンが効かないだけなら直せそうだなと思い、分解して修理してみることにしました。
結論からいうと「分解してボタンの導電ゴム部分にアルミテープを貼る」という作業で、復活しました。
分解・修理方法を写真付きで書いておきます。
分解動画もあります。
テレビのリモコン(オリオンのLC-007)を分解修理【写真付き】
こちらが今回分解するリモコン(オリオンのLC-007)です。
ひっくり返して、電池蓋を外します。
電池を外します。
赤丸部分3箇所でネジ止めされていますので、ドライバーで外します。
上下の筐体はスナップフィット(爪)でパチっと固定されていますので、ネジを外しただけでは分解することができません。
隙間にツールをねじ込んで筐体を開きます。
↑分解ツールを持っていない人は、こういうツールを1セット持っておくと便利です。
開きました。
ゴム製のボタンの裏側です。
こんな感じに、1枚でできています。
面白いですね。
ゴム製のボタンを外します。
穴にパコッとハマっているだけなので、簡単に取れます。
今回は電源ボタンが効かなくなっていました。
ボタンが効かないのは「リモコンのボタンの導電性ゴムと基板のパターンの部分の接触がうまくいっていない」のだろうと推測し、裏にアルミテープを貼ってみます。
アルミテープを貼ることで、ボタンを押した時に基板のパターンがショートすることになり、ボタンが効くようになるはずです。
この状態で組み立て直したら修理は完了です。
無事ボタンが効くようになりました。
全部品一覧です。
左から順に「基板」「ゴムのボタン」「タッピングネジ3本」「筐体(表側)」「筐体(裏側)」「電池ブタ」「タッピングネジ3本」です。
シンプルな構成ですね。
テレビのリモコン(オリオン製LC-007)の分解動画
分解動画です。
テレビのリモコンのプラスチック材質(材料)を確認する
ついでなので、リモコンのボタンはどんな材料でできているのか勉強の為に確認しておきます。
上記は「筐体(裏側)」に入っている材質表示です。
「> PS <」と入っていますので「ポリスチレン」であることがわかります。
電池蓋です。
こちらも同様にポリスチレンです。
テレビのリモコンが故障した(ボタンが効かない)ので分解修理した【まとめ】
- テレビのリモコンの電源ボタンの調子が悪く、ボタンが効かなくなっていた
- 分解し、電源ボタンの導電製ゴムにアルミテープを貼った
- ボタンを押した時に基板パターンがショートするようになり、無事ボタンが効くようになった
上記記事にあるエアコンのリモコン修理の時は、基板を掃除するだけでよかったですが、今回は掃除だけではダメだったのでアルミテープを使用しました。
うまく復活してよかったです。
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